どうも!
広告について基本から学びなおそう!と考えたtao(@blobtaotao)です✫
普段は、広告関連を主に扱う会社で働いているのですが、断片的な知識ばかり身についてて、そういえば、基本からしっかりと勉強したことないな?って。
法務部で働くので、事業部では当たり前に使われている用語だとしても、こっちとしては毎回調べて、どういう仕組みで、、、なんてやっているわけですが、これでは現場にも迷惑がかかるなあと。
ちなみに最近覚えた言葉は「トンマナ」です。
初歩的!!!って言わないで(笑)
ちなみに知らないよ・・・って方はこちら
さあ、この記事では、そんな広告初心者の私が基本の「き」を知るために読んだ本である『広告の基本』(まんまじゃねぇか!!)の感想をお伝えしようと思います。
誰にオススメ?
まえがきや帯にも書いてあるとおり、
・広告の仕事をこれから目指そうという人
・広告の仕事に就いたけれどもその全容をつかめない人
・効果的な広告を打ちたい人
が読むと参考になります。
私の立場は、
・広告に関する仕事に携わっている
・でもその全容をつかめていない
・ブログを書いているので、効果的な広告を打ってこのブログをビッグにしたい(恥
ですので、なんともドンピシャではないだろうか。
と思ったのが購入したきっかけですね。
後ほどこの本の感想パートでもお伝えしますが、じゃあこの期待に応えてくれる内容であったのか、という点は、正直言って満点とまではいえません。
ただ、読んでよかった、と思える点はいくつもありますので、是非自らの目で確かめてみてほしいですね。
本の特徴や感想
特徴
■広告業界の用語集
巻末には広告業界の用語集が収録されています。
どの業界にも「業界用語」。
広告業界ももれなくあるようです。
カタカナ用語から略語、専門用語まで網羅されています。
なんとなくの意味では知ってはいたけど、いざ説明されるとなるほどなぁ、なんて思う用語もあって。
たとえば、「記者クラブ」。
ああ、記者クラブね。
小学生になったらクラブ活動も盛んで、周りの友達はサッカークラブや料理クラブに入る中、マスコミ志望の生徒に限ってはこぞってみんな記者クラブに入るよね。
記者役とスピーチ役に分かれて、結構本格的にやっちゃうんだよね。すごいよね。
って考えている人はさすがにいませんね?
いませんね。
「記者クラブ」。テレビや新聞でよく目にしますが、なんか記者が集まっているんだろう、くらいの認識でしたが、
あるテーマを担当する媒体所属の記者がネットワーク化された組織
だそうです。
つまりは、媒体の壁を越えて同じテーマの担当記者が情報交換をするためのネットワーク、といったところでしょうか。
詳しく調べると、もっと複雑な組織のようで、なかなか闇を感じますが今日はこの辺で・・・
■随所にある図
ほぼ全ページにあるといったも過言ではないほどの図。
言葉だけではなく、こうして図がたくさん使用されているのは、この本の最大の特徴ともいえます。
スイスイ読み進められる要因のひとつですね。
中でもネット広告に関する図で
・ディスプレイ広告
・リスティング広告
・ネイティブ広告
・ビデオ広告
・メール広告。
と一覧になり、さらに細分化もされ、視覚的にも理解の助けになってくれます。
文章だけだとどうしてもね。
感想
■インターネット広告がテレビに次ぎ2位
広告費の使われ方が、テレビ以外のマスメディアを越え、なんとインターネット広告が2位。
これはいまだテレビ強し、と考えるか、インターネットもここまで来たか、と捉えるか。
テレビはどうしてもまだまだ根強いですね。
こうやってブログを運営している身としては、インターネット広告の時代をひしひしと感じることもあるので、1位になる日も近いのかなーなんて思っています。
■広告会社の営業さんの役割
広告会社の営業って聞くと花形のイメージだけど、めちゃくちゃ忙しい、って印象はあるよね。
これもイメージから確信に変わりましたよ。
広告主の要望をヒアリングして、社内のリソースからどんなことができて、どんなことはできないのか、を判断し、社内調整をする。
やることが多過ぎる。
こりゃ忙しいわけです・・・
そんなことを気付かせてくれる、という意味でも面白い本。
■広告業界の概観を知れる
最大手の電通、博報堂その他上位の各会社について、それぞれの特徴や簡単な歴史を知ることができるのはいいですね。
取引先としての広告会社を知るためであったり、単なる知的好奇心を満たす内容だったり。
電通と博報堂にどのような違いがあるのか、なんて考えたことなかったし、強みはどんな感じで社風はどうなんだ?なんて、この1冊でザっとわかるんだから、ありがたい。
■実践的なテクニック
今度は広告を打つ側の視点で、ターゲットの絞り込み方に関する記述がためになったね。
どんな要因でターゲットを選定するのか。
たとえば、性別や年齢、職業、家族構成、年収、学歴、で分ける。
はたまた、エリアや居住地、気候、地形、で分ける。
それぞれ、どんなときにどんな観点で分けると役立つか、という点が書かれていて、こブログ運営にもめちゃくちゃ役立つ予感がした。
しっかり生かさなくちゃね。
■イメージが膨らむ
どういう仕組みで現場が動いているのか、ということがある程度わかるのが大きな利点。
管理部門にありがちな現場を分かっていない、というレッテルを剥がすための入門書としてとても有用だね。
私の場合は、契約書審査や相談時にイメージしやすくなるので、読んでよかった。
もう少し深い本へ進むいいステップになったんじゃないかな。
■対象が曖昧
はじめに書いたけれども、この本がいうオススメしたい層が
・広告の仕事をこれから目指そうという人
・広告の仕事に就いたけれどもその全容をつかめない人
・効果的な広告を打ちたい人
と結構多方面にわたっている関係で、どうしてもパートごとに伝えたい相手がちぐはぐ。
いいとこ取りをした、という表現もできるけど、本の体系としてはうまいとはいえないかな。
■ホントに基本。
情報が多岐におよんでいる分、内容の深さにはあまり期待はできないかな。
そりゃ「〇〇の基本」なんて本はだいたそうでしょう、と言われればそれまでなんだけどね。
これで広告の概観をつかんで、次に進むにはもってこいの内容。
物足りなさを感じたなら、きっとあなたはもう基本はOKってこと!
まとめ
著者は、広告会社出身とだけあって、なかなか知ることができない部分まで踏み込んでいるパートもあって人間味を感じる内容でしたね。
こういう入門書にありがちな、「いや、これ入門書のくせに結構難しくね?!」ってのはないのでご安心を。
あ、そうそう。
おわりに、にて奥さんへの感謝で終えているところがなんだかグッときたよ。
著者の人間性を感じるというか。
こういう人を大切にする人であふれた世界がいいよね。
さあ、まずはこの本を手に取り、仕事やプライベートでじゃんじゃん生かしていこう。
次は何を書こうかな~